つねに自分を肯定しよう&自分をチェックする
■ つねに自分を肯定しよう
私たちは自己を否定したくなるような材料に囲まれています。
力の及ばないことはだくさんあるし、成果の出ないときもあります。
気力や体力の衰えを感じるときもあるし、調子のでないときもあります。
そういった全てのマイナス材料を認めたとしても、
ただひとつ、自分を肯定する気持ちさえ失わなければランクアップは可能です。
諦めてしまえばその時点で全ておしまいです。
自分をランクアップさせることについてもうひとつ確認しておきたいのは、
決して順調にはいかないということです。
でも、そこにはいつも変化が生まれます。
もし変化がなければ、あなたは一生いまのままです。それは停滞しか意味しません。
変化し続けるかぎり、ランクアップは可能です。
そして最初のうちはゆっくりとした足並みでも、様々な変化がかみ合いだしたときに、
自分でも驚くほどの成長を実感することができます。
そのためにも、たとえ今がどんなに落ち込んだ状態であっても、
自己を否定してはいけないのです。
否定すれば自分の長所や取り柄に気づかなくなります。
実は自分のランクアップにとって、この長所や取り柄に注目してそれを
まず伸ばそうとする気持ちがとても大切になります。
■自分をチェックする
「明日の自分はすごいぞ」と思いたかったら、まず大切なのはスッキリした気持ちを取り戻すことです。
これは当たり前すぎるくらい当たり前のことなのですが、早く目標を達成したい、
早く計画を実行したいといった焦りの気持ちがあるときには、つい苛立ってしまいます。
一度、苛立ってしまえば、周囲には自分のランクアップを妨げるものばかりになってきます。
実際、そういう目で見渡せば、腹の立つことはいくらでも見つかるのです。
たとえば職場への不満です。
給料待遇面、人間関係、多忙、仕事そのものの単調さ・・・etc.
こういったことに終始、苛立っていると、状況が変わらない限り、
自分のランクアップなんか無理だという結論になってしまいます。
けれども、いま挙げてみた程度の不満や条件の悪さなら、
同じように抱えている人は大勢います。
そういう人たちが全て、不満ばかり募らせて苛立ちながら暮らしているのかというと、
そんなことはありません。
つまりここでは、「状況に不満をぶつけて変わろうとしない自分」
を見つめる作業が先決になります。
たしかに様々な不満はある。
でも、いちばん不満なのは、与えられた状況や環境に埋もれてしまって、
そこから抜け出そうとする努力を何一つしていない自分自身だということに気づくかどうかなのです。
そのことに目を向ければ、自己チェックが可能になります。
「要は私自身、苛立ってばかりで何もやっていないじゃないか」そう気がついたときから、
「すごい自分」への道のりが始まるのだと考えてください。