腸脳相関・・・腸は第二の脳と言われている・「セロトニン」の分泌イラスト
生命活動や心の動きを調節する際、さまざまな指令を伝えるのが神経伝達物質です。
脳と腸の両方で分泌される神経伝達物質に「セロトニン」があります。
「セロトニン」は、脳内では気分を安定させ、穏やかにする役割を担っているほか、睡眠にも関与しています。
また、腸では、腸を動かす指令を出す際に使われています。
生活習慣やストレスなどが影響して腸の働きが鈍り、便秘になった場合を考えてみましょう。
このとき、腸の神経系は、「セロトニン」を分泌し、腸が動くように刺激します。
腸内では、腸が反応するまで「セロトニン」を分泌し続けるため、便秘がひどくなると、腸内のセロトニンが過剰になります。
一方、脳では「セロトニン」が不足している状態になってしまうため、不安になったりイライラしたりしやすくなるようです。
腸内フローラのバランスを適切に保ち、便秘を予防することが、心身ともにすこやかに過ごすことにつながるのです。